カウンターチェア選びのコツ!メリット・デメリットとは?TONONのおすすめチェアもご紹介
置くだけでお洒落なバーのような雰囲気も楽しめるカウンターチェア。
飲食がしやすく、安定して座っていられる高さのものを選びたいですよね。
コンパクトに設計されているカウンターチェアは、使わないときはテーブルの下に収納でき、お部屋の省スペースにも役立ちます。
しかし、他の椅子と比べて座面の位置が高いので、使用するときには自分に合った高さに調整する必要があります。
今回は、高さが合うことで、疲れを感じることなく食事や仕事を楽しむことができるカウンターチェアの選び方のコツと、メリットやデメリットについてお伝えします。
カウンターチェアの高さを選ぶコツ
住宅におけるキッチンの間取りによって、島のようなアイランドキッチンや、キッチンが半島のように突き出ているペニンシュラキッチンなど、さまざまなスタイルがあります。
サイズがコンパクトなので使い勝手が良く、キッチンやダイニングをスッキリとさせ、気軽に食事を摂ることができるため、カウンターチェアを設置している方も多いようです。
一方で、座面が高めに設計されているので、腰や背中への負担や安全面などに注意する必要もあります。
また、カウンターチェアは高さ選びに失敗すると、使いにくく感じてしまうこともあります。快適に使用するためには、カウンターチェアの理想の高さを知り、上手に選ぶコツを知りましょう。
理想的な座面の高さ
カウンターチェアは、食事やちょっとした休憩する際に使用する機会が多い家具です。
座面の位置が高すぎる場合、肘や肩に負担が掛かり座っていると疲労を感じてしまいます。それとは逆に座面の位置が低いと、テーブルと顔の距離が離れてしまい食事や事務作業もしづらくなります。
快適に座り続けるためには、適切な高さにカウンターチェアを合わせることが大切でしょう。
食事をする際の適切なカウンターチェアの高さは、
- 簡略な計算:カウンター高さから【25〜30cm】を差し引く
- 緻密な計算:カウンター高さから【身長×0.55÷3-2】を差し引く低い位置
座高は身長の約55%で、座高の3分の1から約2cm短い寸法差が快適な差尺になると言われています。食事の目的でカウンターチェアを使うときには、テーブルの高さを意識して調整すると使い勝手がより向上します。
照明の高さとのバランスをとる
カウンターチェアの高さを選ぶ際は、照明の位置にも配慮しましょう。
カウンターの上部にはデザイン性の高いインテリア照明が設置されていることも多いでしょう。照明とのバランスを取ることはとても重要です。
照明とカウンターチェアの位置が近いと眩しすぎて目が疲れやすくなりますし、反対に照明とカウンターチェアの位置が離れていると暗く感じることもあります。目を真折るためにも適切な位置になるように、照明の高さとカウンターチェアの位置を決めましょう。
カウンターチェアと照明の適切な距離は、テーブルから60~65cmです。
心地よく食事を楽しむには、テーブルと照明とカウンターチェアそれぞれを適切な高さに合わせることにも気を付けたいものです。
フットレストの高さに気をつける
カウンターチェアの中には、フットレストが付いているタイプがあります。
足とフットレストの位置が近すぎても腰に負担がかかり、離れてしまうと太ももに負担が掛かりどちらも疲れやすくなるので使う人のことをイメージして選びましょう。
商品によっては高さを調節できるものもありますので、注意深く選ぶと良いでしょう。
座面の理想の高さは地面から36~45cmです。カウンターチェアに足置きが付いているときは、足置きの位置を座面から36~45cmの位置に調整すると、足が疲れにくいと言われます。
座面のクッション性にも考慮する
カウンターチェアの適切な高さを正確に判断するには、座面のクッション性も重要です。
座ってクッションが沈み切った時の高さを「座位基準点」といいます。
座位基準点は、クッションの厚さや反発性や座る人の体重などの条件に左右されるため、カタログを見ただけではなかなか正確に判断することは難しいことがあります。
カウンターとの高さの差尺を考える場合は、クッション性の高い椅子の座位基準点はカタログに記載の値から3〜5cm程度は沈む込むことをイメージしておきましょう。
カタログに記載の寸法表記について
一般的な家具の寸法はカタログやウェブサイトなどで公開されています。
<寸法情報に記されているアルファベットの略称>
W(Width): 椅子の全幅。座面に加えて背もたれやアームレストも含む。
D(Depth): 椅子の奥行。座面に加えて背もたれやアームレストも含む。
H(Height): 椅子の全高。背もたれがある場合は、地面から背もたれの頂部まで。
SH(Seat Height): 座面の高さ。クッションなどの厚みも含む。
FH(Footrest Height):フットレストがある椅子の高さ。
AH(Arm Height): アームレストがある椅子での高さ。
例えば、背もたれ付きのカウンターチェアの寸法が
“W 523×D450×H960(SH710/FH300)”と表記されていれば、
幅52.3cm×奥行き45cm(W・D)
地上から座面までの高さは71cm(SH)
背もたれの高さは座面から25cm(H-SH)
フットレストから座面までの高さは41cm(SH-FH)
といった情報を読み取ることができます。
カウンターチェアの高さの種類
- ローカウンター(高さ約70cm前後)
- ミドルカウンター(高さ約95cm前後)
- ハイカウンター(高さ約100cm前後)
という3種類があります。
ご自宅や店舗で使用する目的や雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
カウンターチェアのメリット
ダイニングチェアやソファとは異なり、カウンターチェアはデザイン性や実用性を意識して使用されることが多い椅子です。そんなカウンターチェアのメリットを2つ紹介します。
部屋を洗練した空間にする
まず、カウンターチェアのメリットは、部屋を洗練した空間に見せられることです。
座面の面積は狭めで、軽く腰を掛けるような設計になっています。
また、座面を支える脚も細めに設計されていることが多く、洗練されたた印象を与えます。
ソファや、ゆったりと座るタイプの椅子はサイズが大きいので、お部屋のスペースを常に取ってしまいます。スペースにゆとりがないお部屋の場合には、不便に感じることもあるかもしれません。
コンパクトに片付けられる仕様のカウンターチェアを選べば、使わないときはコンパクトに収納することもできて便利です。
利便性が高い
メリットの2つ目は、利便性が高いことです。
食事をしたりお酒を飲んだりするときにカウンターチェアを使用しますが、事務作業やパソコンを使ってちょっとした仕事などを行う場面でも使えます。
また、リビングに面したカウンターであれば、家族でテレビを見たり、大人数で集まるシーンでも利用できるので便利です。
カウンターチェアのデメリット
デザインや形状が特徴的なカウンターチェアゆえに、特有のデメリットもあるので注意が必要です。ここでは、カウンターチェアのデメリットを2つ紹介します。
長時間の使用が厳しい
カウンターチェアのデメリットの1つ目は、長時間の使用が厳しいことです。
カウンターチェアは、座面が狭めに設計されていることが多いため、長時間座り続けると腰や背中に負担がかかる恐れがあります。さらに、背もたれが付いていないタイプのカウンターチェアはより負担がかかります。
腰痛持ちの方や年配の方は、体への負担を前もってチェックすることがおすすめです。
転落事故の危険性
カウンターチェアのデメリットの2つ目は、転落事故の危険性です。
カウンターチェアは座面が位置を高いため、バランスが崩れると倒れたり、椅子から転落する恐れがあります。小さいお子さんがいる場合は、カウンターチェアで転倒しないように注意が必要です。
特に、子どもの行動パターンとしてカウンターチェアの上に立ち上がろうとしがちですので、バランスを崩してけがをしないよう要注意です。
TONONのラインナップから、おすすめのカウンターチェア
TONONのラインナップから、おすすめのカウンターチェアをご紹介します。
・ELI OUTDDOR STOOL (エリアウトドア スツール)
屋外使用可能なファブリックを使用した屋内・屋外向けチェア。
シンプルながらも、デザイン性の高いチェアは、さまざまなテイストのお部屋にマッチします。
・QUO 910-41 (クオ)
背の部分がツイストされた斬新なデザインと柔らかい素材が特徴で、GOOD DESIGN賞など数多くの賞を受賞しています。豊富なカラーと脚のタイプで様々なシーンでの使用が可能です。置くだけで、リビングルームやオフィスなどをスタイリッシュな空間にチェンジします。
・SAILOR STOOL (セイラースツール)
航海用ロープを2人の職人が手で編みこんだ機能的なチェア。弾力性の有るロープと体を包み込むラップアラウンドなデザインにより強度と快適さを兼ね備えた商品です。
屋外でも使用でき、8脚スタッキングも可能。12色展開で、シックな雰囲気からポップな雰囲気まで、お好みに合わせてお選びいただけます。
まとめ
今回はカウンターチェア選びのコツやメリット・デメリットについてお伝えしました。
TONONのおすすめラインナップもぜひご覧くださいね。