洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた「モダン家具」。近年、その人気はますます高まっています。

今回は、そんなモダン家具について、種類や選び方、そして素敵な空間づくりのヒントを紹介していきます。

是非参考にしてみてください！

モダン家具を使ったインテリアの歴史

モダンインテリアは、20世紀初頭にヨーロッパで生まれたインテリア様式です。装飾を排したシンプルなデザインと、機能性を重視した点が特徴。

モダン家具を使ったインテリア誕生の背景

19世紀末、産業革命の進展により、大量生産が可能になりました。それに伴い、家具も安価で手に入るようになり、多くの人がインテリアを意識するようになりました。

この時代はアール・ヌーヴォーと呼ばれる装飾的な様式が流行していましたが、次第に人々は実用性や機能性を重視するようになり、装飾を排したシンプルなデザインを求めるようになりました。

近代モダン：機能性と美しさの追求

20世紀初頭、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、イームズ夫妻など、多くのデザイナーたちがモダンインテリアの誕生に貢献しました。

彼らは、装飾を排したシンプルなデザインと、機能性を追求した家具を次々と発表しました。これらの家具は、大量生産が可能になり、多くの人々に親しまれるようになりました。

戦後のモダンインテリア

第二次世界大戦後、復興を遂げたヨーロッパでは、モダンインテリアがさらに発展しました。

北欧を中心に、温かみのある木目や白を基調とした空間、ナチュラルな素材や植物を取り入れた、シンプルで機能的なデザインが人気になりました。

現代のモダンインテリア

現代では、様々なスタイルのモダンインテリアが存在します。北欧スタイル、インダストリアルスタイル、ミニマルスタイルなど、それぞれに特徴的なデザインがあります。

また、近年では、環境への配慮から、リサイクル素材や天然素材を使ったモダン家具も人気を集めています。

モダン家具を使ったインテリアの魅力

モダンインテリアの魅力はなんといっても“シンプルイズベスト”！

ここでは、そんなモダンインテリアの魅力についていくつかご紹介します。

洗練されたデザイン

無駄な装飾を排したシンプルなデザインは、どんな空間にも合わせやすく、飽きることなく長く使うことができます。

また、直線や幾何学的なフォルムを活かしたデザインは、洗練された印象を与え、空間を広く見せる効果もあります。

機能性

機能性を重視したデザインは、使いやすく快適な空間を作ることができます。

人体工学に基づいた設計の家具は、座り心地や使い心地が良く、長時間過ごしても疲れにくいという特徴もあります。

素材の美しさ

モダンインテリアでは、木材、金属、ガラスなど、様々な素材が使われています。

それぞれの素材が持つ美しさを活かしたデザインは、空間をワンランク上の質の高いものにしてくれます。

モダン家具の種類

ひとくちに“モダン”といってもそのスタイルは様々です。ここでは、モダン家具の代表的なスタイルと、それぞれのポイント・魅力をご紹介します。

北欧スタイル

• 明るい木目や白を基調とした空間
• ナチュラルな素材や植物を取り入れる
• シンプルなデザインの家具で統一する

北欧スタイルは、温かみのある自然素材と、シンプルで機能的なデザインが特徴です。白やグレーなどの淡色をベースに、木目やグリーンを取り入れることで、明るく開放的な空間を演出できます。

インダストリアルスタイル

• レンガや鉄骨など、無骨な素材を取り入れる
• ヴィンテージ家具や照明を合わせる
• ダークトーンでまとめる

インダストリアルスタイルは、倉庫や工場のような無骨な空間をイメージしたスタイルです。レンガや鉄骨などの素材を活かした壁や天井、ヴィンテージ家具や照明を取り入れることで、こなれた雰囲気を演出できます。

ミニマルスタイル

• 余計なものを極力排除した空間
• 白やグレーなど、モノトーンでまとめる
• シンプルなデザインの家具で統一する

ミニマルスタイルは、無駄なものを極力排除したシンプルな空間が特徴です。白やグレーなどのモノトーンでまとめ、必要最低限の家具だけを置くことで、洗練された都会的な空間を演出できます。

ミッドセンチュリーモダン

• 1950年代～1960年代に流行したデザイン
• 曲線的なフォルムや有機的な素材を取り入れる
• カラフルな色使いも特徴

ミッドセンチュリーモダンは、1950年代～1960年代に流行したデザインです。曲線的なフォルムや有機的な素材を取り入れ、カラフルな色使いも特徴です。レトロな雰囲気とモダンなデザインが融合した、個性的な空間を演出できます。

ジャパニーズモダン

• 和の要素を取り入れたモダンデザイン
• 畳や障子などの和素材を取り入れる
• ローテーブルや座卓など、和のテイストを取り入れた家具を使う

ジャパニーズモダンは、和の要素を取り入れたモダンデザインです。畳や障子などの和素材を取り入れ、ローテーブルや座卓など、和のテイストを取り入れた家具を使うことで、落ち着いた空間を演出できます。

イタリアンモダン

• モノトーンや原色を使った大胆な色使い
• シンプルなフォルムとシャープなライン
• 高級感のある素材を使用

イタリアンモダンは、1970年代頃にイタリアで生まれたデザインです。モノトーンや原色を使った大胆な色使い、シンプルでシャープなライン、高級感のある素材が特徴です。洗練された大人の空間を演出できます。

モダン家具を選ぶときのポイント

モダン家具を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

ライフスタイルに合ったものを選ぶ

家族構成や生活スタイルに合わせて、必要な家具を選びましょう。

• 一人暮らしの方なら、ソファやダイニングテーブル、ベッドなど、基本的な家具を揃えれば良いでしょう。
• 家族が多い方なら、収納スペースの多い家具や、複数人が座れるソファなどが必要になります。
• ペットを飼っている方なら、ペット用の家具や、傷に強い素材の家具を選ぶと良いでしょう。

空間全体のバランスを意識する

家具の大きさや色を考慮し、空間全体のバランスを意識しましょう。

• 広い部屋には、大きな家具を置いてもバランスが取れます。
• 狭い部屋には、小さな家具や、空間を広く見せるガラス天板のテーブルなどを選ぶと良いでしょう。
• 家具の色は、壁や床の色と合わせると、まとまりのある空間になります。

素材や色にこだわる

木材、金属、ガラスなど、様々な素材や色から選ぶことができます。

• 木材は温かみのある質感で、自然な空間を演出できます。
• 金属はクールな印象で、スタイリッシュな空間を演出できます。
• ガラスは透明感があり、空間を広く見せる効果があります。
• 色は、自分の好きな色を選ぶだけでなく、他の家具やインテリアとの相性も考えましょう。

イタリアンモダンなTONONの家具

TONONのラインナップから、おすすめのモダン家具をご紹介します。

CORDA LOUNGE （コルダラウンジ）

一般的なシートでは異例の航海用ロープを手で編みこんだ格子縞の機能的なチェア。弾力性の無いロープを使用することでしっかりとした着座感があり、幅が広くゆったり座れます。レストランのテラス席、プールサイドといった屋外だけでなく、リビングルームなどの屋内でも使用可能で、カラーバリエーションも多く様々なシーンで活躍します。

RIVER SIDE （リバーサイド）

風と水によって刻まれた砂浜の曲線からインスピレーションを受けたデザイン。防水性に優れ、屋外での使用も可能。広さのあるテラスやガーデンに設置しても見劣りしないボリューム感があり、ウレタン製のため表面は柔らかく弾力があります。同シリーズのスツールやサイドテーブルと組み合わせていただくことで、ユニークかつまとまりのあるアウトドアラウンジをつくることができます。

SAILOR TABLE （セイラーテーブル）

無骨でシンプルなデザインながら存在感のあるインダストリアルモダンなテーブルです。HPL（高圧ラミネート）を天板に使用し、傷がつきにくく、紫外線や熱に対しての耐性があり、レストランのテラスや自宅の庭といった屋外での使用にも。

まとめ

以上、ご紹介してきたように、モダン家具には様々なスタイルがあります。

ご自身のライフスタイルに洗練されたデザインと機能性を兼ね備えたモダン家具を取り入れて、自分だけの空間を作ってみてはいかがでしょうか？